楽亭茶飲み話

更新と雑談

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追補編と闇の森

何を読んでも、いつも心に闇の森。

さて追補編。
3紀 3019年2月 闇の森、樹下の合戦
指輪戦争の頃の闇の森については、もう私はこの簡潔な記述をそのまま引用しておくことしかできない気がする。
「北方でも戦いが行われ、災いが起こった。スランドゥイルの王国も敵の侵入を受け、樹下に長い合戦が行われ、火による破壊がひどかった。しかし最後にはスランドゥイル王が勝利をおさめた。」(追補編)
この短さ簡潔さに、かえってその様子をありありと突きつけられたような思いがして、つい動揺しました。あれだ、古い文学や歌に時々あるように、とても短い一言でもってその出来事を言い尽くしているみたいな。…いやその、こちらの勝手で過剰な思い入れのせいでもあるんでしょうが…。その後は、森の皆さんは落ち着いて暮らしておられたとのこと、4紀にあってはたいへん貴重なことです。王様も民も、王国を、そしてなにより森の暮らしを守り抜いたのでした。エルフの時代が黄昏をむかえても、どうかなるべく長く穏やかな生活が続きますように。
そもそもこの中つ国、何がどうしてこうなった、という疑問が尽きないのでシルマリルが楽しみです。

ところで、本編でロスロリアンのご夫妻が乗っていらした白鳥船。あのアンドゥインで、白鳥ボート…。印象が強すぎて、忘れられません。やはり奥様(ガラ様)のご趣味だったりするんでしょうか。今後、池や湖で白鳥ボートを見かけるたびにきっと思い出す。(すいません)

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指輪物語と闇の森

長めの休みがあったので、実家でゴロゴロしつつ指輪物語を一気読みしたりしていました。どこか遠くへ旅行でもしようと思ってたんですが、行く先を決めないうちにうっかり読み始めてしまい、そんな予定が吹っ飛んだ。しかしまあ、中つ国に行っていたのだから、ある意味で初心貫徹です。この上なく遠い。(そしてまだ帰れない)

大変おもしろかったので、この大作まとめての感想というようなものは、ほんと言いようがありません。本を閉じた後、しばらくはただ唖然として空でも見上げるのみ…トールキン先生ありがとう。情景や空気感といったものを思い浮かべるために、持てる記憶を総動員して読んでいたら、すっかり埋もれていたような記憶までがあれこれとよみがえってきて新鮮でした。
さてそんな指輪棄却の旅の途中でも、やはり気になっていたのは闇の森です。大事な王子様レゴラスを旅に送り出し、またここも暗さが増す一方であったろう闇の森では、どんな苦労や戦闘があったことか…。あと、ゴクリを奪われた際に、闇の森の見張りのひとたちが斬り殺されたり連れ去られたりしたとのことですが、連れ去られたひとたちは一体どうなったのか。ゴクリが木から降りてくるのを夜まで待つような、あのやさしいひとたちはどこでどんな目にあわされたのかと思うと、この大きな物語が終わった後も心配でしかたがないのでした。森の民いとしい。王様に会いたい。また「ホビット」を改めて読み返し映画を観返したい気持ちです。なんだこの恐るべきループ。
ともあれ、こうしていったんこの物語は閉じたわけですが、中つ国残留組のその後がたいへん気になるのでした。そして、旅は続く。
次は追補編、そしてシルマリルです。こちらはゆっくりいこう。楽しみ!

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春は宴

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そういえば、春の風物詩、花粉が今年は特に大変なんだそうですねー。確かに、なんだか空気がちくちくする。ひとをさそって久しぶりに梅見やお花見でもと思っていましたが、もはや花粉症でない友達の方が少ないという惨状です。花見文化の危機。伝統行事は大切に。…でもどのみち混雑と寒さに負けて、じきにいつもと同じインドア飲み会になるパターンなのでさして変わりはないのかもしれない。

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ホビット原作

ちょっと前になりますが、ホビットの原作を読みました。感想覚え書き。もちろんビジュアルは映画で。

・改めて感じ入る、ビルボのオトコマエぶり…特に土壇場の決断力といい、包容力といい(忍耐力ともいう…)、さすがの主人公。ついかわいさに目が行きますが、作中でも屈指のオトコマエだと思いました。
・そ・し・て、やはりエルフの王様も配下の森の皆さんも素敵でした。危険な森のただなかで、素朴でうつくしい生活を送るやさしいひとたちでした。王様まで参加する、森のピクニック宴会。ああ宴会、映画でも宴会を見たかった。森のエルフたちはエルフとしては粗野だ愚かだと言われているとのことですが、むしろそんな素朴さ自然さがいとしい。通行料をめぐってたまに人間と揉めることもあるんだそうで(笑)、限られた接点とはいえ、けっこう外界と交流している森の皆さま…行間からかすかに伝わってくる、庶民的な生活感です。樽の返却係は、湖の人たちとご飯も食べます。そして映画でもそうですが、エルフの樽の強度がすごい。「急流を流す」という、そんなワイルドな運搬方法に耐える樽。彫りのある素晴らしい王座といい、さすが木の細工も抜きんでているというところでしょうか。
・行間から伝わってくる(ような気がする)、王様とバルドの仲の良さ。人間の方から「友」と宣言する距離感!「エルフの友」とはまた違った、公的な謝辞ではない個人的な「友」の近さを勝手に感じました。
・ビルボをして、エルフ王をお守りしようと思わせる王様の魅力。そして真珠の首飾りもプレゼント。ビルボかっこいい…。王様やさしい…王様面白い…(「影も栄えますように」)。←このへんになるともう、私はうわごとのように感嘆の言葉をつぶやくのみでした。そして王様、意外に腰が低い。
・原作バルドは、独身で弓矢隊に所属。ひとり身のせいか、映画よりちょっと強気。原作はもちろん素晴らしいのですが、映画版の、王様とバルドは「子持ちの男やもめ」つながりという設定があまりにおいしいので、ほんと脚本家はよく分かっておられる…と思いました。おたく的には、神ワザな改変です。後継ぎ問題に直面しなくてもいいし、なにより、子供を愛してる二人に万歳。

まだまだ色々あったのですが、本をとっくに図書館に返してしまったため確認できず。やはりいずれ買おうと思いました。ただいま指輪物語に入り、やっと出てきた「スランドゥイル」という名前にしみじみうっとりしております。付箋も増えてきたので、ほんとこれも借りずに買えばよかった。図書館が近いばっかりに!今からでも買おうかな。そしてハードカバー2巻冒頭で、さっそく打ちのめされております。グローインがフロドに語る近況の、たった3行の何気ない記述が重い。そうか、バルド一党はもう孫の代か…。そして暗闇迫る中、森にとどまる王様。ああー…(嘆息)

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