楽亭茶飲み話

更新と雑談

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滝栄一郎という男

昨年末、滝栄一郎について振り返ってみました。しみじみしているうちにうっかり年を越してしまいましたが、改めてここに記しておきたいと思います。

赤レンガといえば。海兵なら生徒館、駅なら東京駅、法曹なら桜田門前の法務省。
そして海軍で「赤レンガ」といえば軍令部、海軍省、ひいてはそちらにお勤めの高級官僚型のエリート海軍軍人をさしますね。滝栄一郎も長いこと軍令部勤めを経験。しかもクラスヘッドで当然のごとく海大出、たぶん恩賜組で、留学先はイギリスかアメリカあたりと思われます。(注:独断と偏見と願望が少しだけ入ってますが、やっぱり英語圏なんじゃないかなあ)
とにかく文字通り海軍のエリートコースを驀進した、正真正銘の赤レンガ組といえましょう。いわゆるキャリア組には人としてマトモな奴がいない…という、ドラマや漫画のパターンを律義に踏襲し、初期の栄一郎さんは、それはそれはダークなかっこよさをまとった敵役としてご登場なさいました。現場、大迷惑。それが次第に、実は人が良くて律義で真っ直ぐで熱くて、切れ者なくせに詰めの甘い、おぼっちゃまな素顔をチラチラと見せるようになったのですから、さあ大変。なんだオイ、可愛いぞ滝!!という雄叫びを、おそらくは日本各地であげさしめたと思われます。ギャップ萌えを入り口に、次第にファンのある種の庇護欲のようなものまでかきたてた名参謀、滝栄一郎。(←おそらく本人は不本意) やがて海軍、そして日本を背負って立つ人物にまで急成長し、怒涛の戦後編では、ついに滝政権発足。首相官邸の主になったのでありました。
文武両道、才色兼備、不惜身命、ノーブレス・オブリージュ。選良が選良であった時代の選良。海兵も海大ももはや存在しないという意味で(ジパ版戦後にはあるんだろうが)、そのレア度は東大出の代議士どころじゃないのでした。はー。
…こういう人が、角松氏とどつき漫才をしたり、草加氏にからかわれて慌てたりしているんだから、巨匠おそるべしです。ファンの心を文字通り鷲掴みにした、栄一郎さんの濃くも可愛い男前ぶり、これはもはや伝説の域だと思うのです。そして滝に勝るとも劣らぬ引力のある人たちが、わんさか出てくるジパングは、振り返るに、まあ、いろんな意味で凄い漫画だったなあ…と、年の瀬にしみじみしたことでした。連載が終わって寂しい一年でしたが、改めて巨匠に御礼申し上げたい気持ちです。おもしろかった…!!


ところで現在玄関口に置いてあるジョーカー滝、大好きな参謀飾緒を描き忘れたのが痛恨事です…見るたびにガッカリしてますが、私の腕では今更直せないのだった。

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