楽亭茶飲み話

更新と雑談

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ホビット原作

ちょっと前になりますが、ホビットの原作を読みました。感想覚え書き。もちろんビジュアルは映画で。

・改めて感じ入る、ビルボのオトコマエぶり…特に土壇場の決断力といい、包容力といい(忍耐力ともいう…)、さすがの主人公。ついかわいさに目が行きますが、作中でも屈指のオトコマエだと思いました。
・そ・し・て、やはりエルフの王様も配下の森の皆さんも素敵でした。危険な森のただなかで、素朴でうつくしい生活を送るやさしいひとたちでした。王様まで参加する、森のピクニック宴会。ああ宴会、映画でも宴会を見たかった。森のエルフたちはエルフとしては粗野だ愚かだと言われているとのことですが、むしろそんな素朴さ自然さがいとしい。通行料をめぐってたまに人間と揉めることもあるんだそうで(笑)、限られた接点とはいえ、けっこう外界と交流している森の皆さま…行間からかすかに伝わってくる、庶民的な生活感です。樽の返却係は、湖の人たちとご飯も食べます。そして映画でもそうですが、エルフの樽の強度がすごい。「急流を流す」という、そんなワイルドな運搬方法に耐える樽。彫りのある素晴らしい王座といい、さすが木の細工も抜きんでているというところでしょうか。
・行間から伝わってくる(ような気がする)、王様とバルドの仲の良さ。人間の方から「友」と宣言する距離感!「エルフの友」とはまた違った、公的な謝辞ではない個人的な「友」の近さを勝手に感じました。
・ビルボをして、エルフ王をお守りしようと思わせる王様の魅力。そして真珠の首飾りもプレゼント。ビルボかっこいい…。王様やさしい…王様面白い…(「影も栄えますように」)。←このへんになるともう、私はうわごとのように感嘆の言葉をつぶやくのみでした。そして王様、意外に腰が低い。
・原作バルドは、独身で弓矢隊に所属。ひとり身のせいか、映画よりちょっと強気。原作はもちろん素晴らしいのですが、映画版の、王様とバルドは「子持ちの男やもめ」つながりという設定があまりにおいしいので、ほんと脚本家はよく分かっておられる…と思いました。おたく的には、神ワザな改変です。後継ぎ問題に直面しなくてもいいし、なにより、子供を愛してる二人に万歳。

まだまだ色々あったのですが、本をとっくに図書館に返してしまったため確認できず。やはりいずれ買おうと思いました。ただいま指輪物語に入り、やっと出てきた「スランドゥイル」という名前にしみじみうっとりしております。付箋も増えてきたので、ほんとこれも借りずに買えばよかった。図書館が近いばっかりに!今からでも買おうかな。そしてハードカバー2巻冒頭で、さっそく打ちのめされております。グローインがフロドに語る近況の、たった3行の何気ない記述が重い。そうか、バルド一党はもう孫の代か…。そして暗闇迫る中、森にとどまる王様。ああー…(嘆息)

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