楽亭茶飲み話

更新と雑談

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太陽を曳く馬(1)

寒中お見舞い申し上げます。

今月のヤマ:
この連休は、楽しみにとっといた太陽を曳く馬(上)を読みました。
相変わらず、読んだ人にしか分からない、かつ本題からズレてる感想で、すみません。
さて、まずどこで驚いたかといえば、目次です。仰天した。
なぜかって、第一章 TOKYO POP――十ウン年の時を越え、こんな軽くてポップな(死語)タイトルを背負って合田さんが再登場するとは!という驚きです。なんて似合わない取り合わせなんだろう。過激なほどの似合わなさに、一瞬おかしな萌えを感じたほどです。どうしたんですか合田さん、まさか、あれ(「カワイイ、アナタ」)から、また何かあったんですかと一瞬勘ぐったりしてすみません。しかし頁をめくれば、相変わらずの合田さん。章題の理由も分かって、ようやく座る尻が落ち着いたのでした。
義兄と疎遠になっていたのは少々さびしいところですが、しかし、そうしなければ合田シリーズは再開されなかったかもしれないという気もします。義兄義弟の関係がLJ以上に濃厚な小説が、一般週刊誌で連載はされまい(…。) 仕方ない、まあそのへんは読者側の妄想力でと思っていたのですが、読み進めて分かった、オノレの浅はかさです。そんなもんじゃなかった。ときたま手紙や電話で現れる義兄の、なんという存在感…!切れそで切れないこの絆(加納さんが切れるに任せるわけがない)、距離があるからこそのこの切なさ、もどかしさの威力は抜群です。やはり高村作品であった。何より手紙ならではの味わいがあります。手紙万歳、郵政省ありがとう…!(←筋違い)
…もちろんそれが主眼の話ではないんですが、所詮ここはそういうサイトということでひとつ。絵画論と宗教論が展開されるということで、とくに抽象画がサッパリ分かんない私なぞは、ちょっとばかり覚悟してかかったのですが、とりあえず上巻は面白く一気に読める作りになっておりました。でも国語辞典を引きました(…。)
永劫寺のサンガの濃ゆい面々、彼らが展開する衒学的かつ実にぶっちゃけた持論に合田さんがどう反応するのか、悩める合田さんのファンとしては興味深いやら心配やらで、国語辞典を引き引き、ちょっとどきどきしながら追っていたのですが、さすがといいますか、考え悩む青年時代を送った合田さんの足腰は強かった。内心の冷静なツッコミが素敵です。

さて、下巻は図書館であと8人の予約待ちです。
8人か…!

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